Blog- ファッションセラピストのノート

2022.04.28 (木)
メトロポリタン美術館展 - case of Makeup

2015 初めてNYに行った時、2週間滞在中、3回行ったメトロポリタン美術館。

広くて、点数が多くて1日ではとても見切れず、閉館までいても足りず、通いました。

知らない世界の歴史文化を美術品を通して、感じられる世界観が壮大でした。

数は少ないけれど、ラファエル、フェルメール、ルノワール、ゴッホ、モネなど多くの巨匠の名作を直に観れるメトロポリタン美術展-西洋絵画の500年を現在、国立新美術館で5月30日まで開催しています。

画家は素晴らしいメーキャップアーティストだと思いますが、特に、ルノワールの肌つくりは圧巻!!何度見ても、肌の輝き、頬の血色の良さ、瞳の影の描き方が美しい。

エドガー.ドガのコスチュームの色味、モネの睡蓮の色彩、フェルメールの構図に、感動し、鼻息^ ^

時代によって、求められるものが変わり、道具が変わり、作風が変わっていき、美意識さえ変わっていく。

一瞬を切り取った絵の中の想像する美が、時代によって変わり、作者によって異なるのがとても興味深く、美しさで伝わることや、美しいとは?を考えさせられます。

真実の本物の美とは?

自然の中にある。

人間の美とは?

はかなさの中にある。(老い、死があるから)

はかなさの中で素晴らしい光を描いたゴッホの作品は本当に眩しすぎて泣けます。

人を化身として化粧し、神や人々のために祭や儀式に化粧することが化粧の由来といわれています。化粧品=コスメとは、コスモ(宇宙)という意味で、魂の表現として、服を選び、纏い、身繕いをする。

内面を表現するものがファッションだと感じてきました。

今の世の中、医療技術も進み、なりたい自分になるために整形技術も進化し、内面を整形によって輝かせることができます。コロナになって、整形する方が増えました。男性の整形も増えました。

今を精一杯輝かせるための整形を否定しません。ただ人は必ず老いるということ。綺麗な方ほどいつかは今のままではいられないという覚悟と、メンテナンスし続けていく資金と、時間が必要です。

私自身、美しくなりたい。生まれ変わったら、美人に生まれ変わりたいと心底思うから、ちょっとづつ、自然に整形していけるなら、綺麗になりたい!!

40代後半になるころ、約2年間、美容皮膚科、美容整形外科に話を聞きに行き、技術と価格を調べて考え、自分に問いかけたのは、どう見られたいたいのか?私の人生の仕事とは?一生、メンテナンスのためにお金と時間をかける覚悟があるか?

私は、できるだけ自分の手や、身体を鍛えることで、ケアしていく方法を考えたい。良い商品を見つけ、ヘアメイクとファッションのバランスが大切で、着こなし方、見せ方の表現方法を伝えていきたいと思いました。

年齢と共に、老けていく自分は悲しいものです。  それも現実です。自分の人生もひとつの作品として、どう老いていくか?何を美とするか?

今の美容技術は、とても進化していて、メスを入れない技術もたくさんあります。なぜ?整形したいか?をしっかり考え、メンテナンスし続けていく覚悟をもって始めてほしいと思います。コロナになって整形する方が増えて特に感じる事です。海外旅行に行けない費用を充てる気持ちも理解出来ますが、メトロポリタン美術館に行って、改めて感じる思いです。

世の中の女性たちが、みんな美しくありたいと思う気持ちと共感しながら、男性の美しさ、性別のない美しさを考えながら美を追求していく所存でございます^ ^

美の追求は、一生続きます╰(*´︶`*)╯♡